チベット・ネパール旅行記 5日目~西寧 青蔵鉄道 拉薩 『永久凍土を超えて』~
『永久凍土を超えて』
今日はポタラ宮とジョカン(大成寺)を観光します。
ポタラ宮は、外見のイメージとは裏はらに、中はチベット密教美術の荘厳さに溢れています。
中に入らないとその素晴らしさは分かりません。
残念ながら中は写真撮影が禁止なのですね。
ポタラ宮の周りをチベット僧やチベット族の方がマントラを唱えてマニ車を回しながら、巡礼されています。
ポタラ宮の中では柱の影にチベット僧がひっそりと座って、さながら即身成仏に向かう雰囲気です。
その独特の雰囲気はなかなか言葉でお伝えできません。
ゲルク派総本山の大成寺(ジョカン)です。お坊さんの姿は迫力満点です。
八街堂(パルコル)付近です。珍しいチベット密教の宝具が沢山らあります。制圧の多いチベットですがお土産屋さんは明るく賑わいます。
この日の夕食はチベット料理のバイキング。不謹慎ながらチベット料理のヤクの肉はクセがなくついつい戴いてしまいました。
ここでヤク(チベット牛 英名YAK)について少々。
ヤクは牛に似た黒い毛の動物で、荷物の運搬、使役、繊維、皮、骨、角、乳、糞の燃料まで更に糞は皿洗いまで、全ての部分が無駄なく有効に使われるそうです。チベット人に欠かすことの出来ないヤクは3000m以上6000mの山岳高地にしか生息できない厳しい環境に耐える限られた動物で、中国西部カシミール、チベット高原で生息しています。
ヤクの値段は一頭五千元。乳は塩と一緒にお茶をとかしバター茶として飲みます。バター茶はチベット人の主要な飲み物で厳しい寒さを凌ぐための栄養分がたくさん含まれています。
拉薩のどこかに、ヤクを讃えた、黄金のヤク像があるらしく、それは見ることが出来ませんでした。
ヤクはチベット人といつも一緒でした。
※他の写真はチベット・ネパール フリーダウンロードをご覧下さい。
それにしても拉薩に来てから突然頭痛と鼻血が出てびっくり!!
鼻血なんて子どもの頃に出たくらいですから。
実はこれは高山病らしくてルームメイトや他のツアーのメンバーも同じ症状なのですね。
私はあまりの頭痛で、夜中中のたうち回り、朝まで一睡も出来ませんでした。何かの呪いかと思ってビックリしましたが、とうとう私も高山病になったのです。
カトマンズに行ったら頭痛は止まりましたから、間違いなく高山病でしょう。
どうもここも私の住む所ではないらしい。。。
因みに海抜は以下の通りです。
・中国 西寧 2,275m
・チベット 拉薩 3,650m
・ネパール カトマンズ 1,400m
・日本 東京 1m!!
チベットもまだ自由が少ないものの、感動的なところでした。
チベットの方々の人権と自由を御守り下さい。
チベットの文化や生活を御守り下さい。
少数民族の人権と自由を御守り下さい。