2019年10月27日

チベット・ネパール旅行記 10-11日目 ~ネパール・ヒマラヤ 『武器よさらば』~

武器よさらば
それにしてもネパールはまだまだ貧しい。
カトマンズで大規模な建物を上海の建築会社に依頼している敷地がありました。すいぶん巨大な建築物だけど、上海の建築会社ではなく、ネパールの会社に頼めば良いのにー。

タメル地区は買い物天国。まるで夢の国。
カトマンズのタメル地区にはトレッキングの為のリュックサックやらダウンジャケットやら、スポーツ用品店が沢山あります。バックパッカーにとってもありがたい所でしょう。

アジアではよく五色のタルチョがあちこちで見られます。
このタルチョには有難い経文がかかれています。
これは日本で販売しようと思ってお土産に買いました。
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◎タルチョ 五色旗の解説
五色の順番は青・白・赤・緑・黄の順に決まっており、それぞれが天・風・火・水・地すなわち五大を表現する。タルチョ、タルチョク、マニ旗、ルンタ、すなわち風馬旗とも言う。風の馬が描かれている場合にルンタと特に呼ばれ、仏法が風に乗って拡がるよう願いが込められている。経文が書かれている場合は風に靡くたびに読経したことになる。

ちなみに、カトマンズは食べたいものは何でもあります。エスニック料理屋や、日本料理、中華、ハンバーガー屋、チベット料理屋などなど。私はタルバールよりチベット料理が気に入りました。


天然石屋さん
本場のヒマラヤ水晶が手頃な値段で手に入ります。



ネパール仏具屋さん
個人的には大好きな世界です。
bukkyou.jpg



パシュミナストール
パシュミナはヒマラヤの高山にしか住めない真っ白いヤギみたいな動物の毛です。肌触りがとてもよいです。こちらも何色か仕入れてきました。
pashumina.jpg


密教グッズ、お面屋さん
日本では珍しい密教法具。金剛杵、摩尼車。
摩尼車の中には経文が入っています。
kamen.jpg



楽器屋さん
どんな音色なのでしょうね?なかなかお洒落です。
ongaku.jpg


曼荼羅屋さん
タンカと言って仏画や曼荼羅を描いた商品があります。これはパタンの店ですが、ネパールで定番のお土産です。
tanka.jpg


タメル地区の雑貨ショップを値切りながら買い物が実に楽しいですよ。この国はとにかく
Artistic!
Exciting!
Spiritual!
International !
Enlightenment !

結局北京で使わなかった中国元は、ネパールルピーの買い物に当てました。こんな貧しい国の方の商品を値切るなんて、自分は何て失礼な人間だ!!と思いながら、ついついディスカウント してしまった。

路上で美しい布を売る店があり、値段を伺ったら一枚4000円だと言う。今現金が足りないからさすがに無理と伝えたら、店員の男性が、
「あなたの希望に合わせます。」
って言うのですね。

「現金は千円しか出せないですよ。日本に帰るから。」

そしたらその店員が、
「最終的に千円でいいから、この布を買ってちょうだい。お願いだから買ってちょうだい」って、悲痛な目をするのですね。

「こんなにディスカウントさせた私は、今となってみればいずれ間違いなく天罰が下ることだろう!!本当にイヤな買い物をしてしまった...」
心の中は罪悪感でいっぱいになりました。

ネパールで購入した密教グッズは販売許可を頂きましたので、ミルキーウェイパワーストーンで販売させて頂きます(^^♪

nuno.jpg

ネパールに来て自分のエネルギーが、少し穏やかな性格に変わったのが分かった。ネパールの方は穏やかな人ばかりでしたから。
もしかしたら自力で困難だったことをヒマラヤの聖者の方々が後押しして下さったのかもしれない。
だから歴史の中でこのヒマラヤは聖地として数多くの巡礼者が後を絶たないのだろう。
貧しい彼らほど巡礼の価値を知っていることだろう。

武器よさらば
それから、日本に帰って数日経って気づいたのですが、私は目に見えない武器が無くなっていました。どうやらヒマラヤに武器を捨ててきた様なのです。もしかしたら、だんだん戦争の無い世界にいくのかな。
他者を怒らなくても、穏やかに生きて自分の問題を解決できる、それがヒマラヤで気づいた事でした。(日本に帰って元に戻らないようにと思っています。カルマがあるとすぐ元に戻るでしょうから。)

大好きなネパール。まるで夢の国でした。
今度はヒマラヤのトレッキングで来ますから!

(完)

****** ネパールの近代政治 ******

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『ラーラ・ジャパン ~日浦祐次 公式ブログ~』