神秘のカディーシャ渓谷 レバノンフェニキア人が伝えるものは(浜松町)
レバノン大使館お墨付きレストラン
世界遺産「神秘のカディーシャ渓谷と神の杉の森」フェニキア人が伝えるものは?
「ビブロス レバニーズ レストラン」
Byblos Lebanese Restaurant
新年あけましておめでとうございます。
今日は快晴の中、イスラムモスクのようなお洒落なお店の中で、パレスチナ料理を楽しんで参りました!!
こちらのお店、実はレバノン大使館お墨付きだそうで、都内のアラビア料理店の中でも、
見た目がとっても綺麗なレシピが沢山あるのですね。
シルクロード時代の民族生活の郷愁のようなものが込み上げてしまい、思わず大興奮してしまいました。
「レバノン」と言えばかつて地中海を所業貿易で支配したフェニキア人の国でありレバノン杉で有名ですよね。
それでぜひ一度レバノン料理を試してみたくなり、早速浜松町まで行って参りました。
店内は明るいシャンデリアと、モザイク、アラビア文字の装飾など独特のイスラム教の世界です。
いつ見てもイスラム教の幾何学模様と装飾は美しいなと思います。
スタッフの女性はムスリムの服装をされています。
イスラム教の女性は慎み深く、奥ゆかしくて、とても女性らしい雰囲気です。
☆ここでレバノンの国を少しご紹介させて頂きますね↓↓
【レバノン共和国 Lebanese Republic】
レバノンは地中海盆地とアラビア内陸部の交差点に位置することから、豊かな歴史を持ち、宗教的・民族的な多様性を持つ国です。
国旗の赤は勇気と尊い犠牲を、白は純粋さと平和をあらわし、中央にあるレバノン杉は、この国のシンボルで富と力をあらわします。
レバノン杉はレバノンの世界遺産「カディーシャ渓谷と神の杉の森」に僅かに生息している絶滅寸前の希少木です。
レバノン杉は強靭で古代イスラエルのソロモン王は、このレバノン杉で神殿を作り、ノアの箱舟はレバノン杉であったと言われます。
フェニキア人はレバノン杉の貿易で莫大な富を築いそうですが、伐採が第2次大戦頃まで続き国の全土にあったレバノン杉の森はほとんど消滅してしまいました。
今では樹齢1000年以上の巨木は全国でも1200本程度残っているだけで、そのうちブシャーレの奥の標高2000メートル付近の保護区には375本が残されています。
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☆行ってみたい!神秘のカディーシャ渓谷(世界遺産)
戦乱のベイルートとかけ離れた何とも言えない静かな風景ですね。
今日の3人で食べたメニューがこちら。
さて、レバノン料理で有名なのはなんと言っても「ホンモス」(左側上下の白いクリーム)↓
丸く絞ったクリーム状ディップで、オリーブオイルが真ん中にあります。これはヨーグルト&ひよこ豆&ごまソースなのです。
こちらはパンにつけて食べるもの。
パレスチナの世界では定番料理です。
個人的におすすめはスイーツ3点。
バラクワ: トルコの高級宮廷お菓子
デーツケーキ: デーツケーキなんてよそでは食べれない。超おいしい。
ピスタチオケーキ: 淡い緑色でとても上品
続いてレンズ豆のスープ。
これもとっても香りが独特です。スパイシーな香りに遊牧民のシルクロード時代の郷愁が込み上げてしまい、思わず大興奮してしまいました!
こちらはラム肉サンドイッチ (アライエス・クフタ) かなりガッツリメニュー
トマトソースや茄子、パンの煮込み料理 (ファッタトゥ・アル・マグドゥース)
もう遊牧民族的な記憶が蘇り頭がパンクしそうです。はるか悠久のオリエントの歴史に思いを馳せてしまい懐かしくて仕方がありません。(ラム肉は海洋性民族というより遊牧民か)
クフタはさすがに胃がもたれた(°▽°)...
今年もオリエントの歴史、イスラム教やアフリカの歴史研究や学びを、頑張ってお伝えします。どうぞ、本年もよろしくお願い申し上げます。