2019年6月24日

チベット・ネパール旅行記 10-11日目 ~ネパール・ヒマラヤ 『武器よさらば』~

『武器よさらば』

それにしてもネパールはまだまだ貧しい。

カトマンズで大規模な建物を上海の建築会社に依頼している敷地がありました。上海ではなく、ネパールの建築会社に頼めば良いのにー。


カトマンズは買い物天国
カトマンズにはトレッキングの為のリュックサックやらダウンジャケットやら、スポーツ用品店が沢山あります。バックパッカーにとっても大変ありがたい所でしょう。


ほとんど英語で会話がOK。
クレジットカード決済カード、
マネーエクスチェンジの看板は至る所に。


五色のタルチョがあちこちで見られます。
タルチョには有難い経文がかかれています。
これはお土産に買いました。


◎タルチョ 五色旗の解説
五色の順番は青・白・赤・緑・黄の順に決まっており、それぞれが天・風・火・水・地すなわち五大を表現する。タルチョ、タルチョク、マニ旗、ルンタ(bウtD bO  rlung rta)すなわち風馬旗とも言う。風の馬が描かれている場合にルンタと特に呼ばれ、仏法が風に乗って拡がるよう願いが込められている。経文が書かれている場合は風に靡くたびに読経したことになる。


エスニック料理屋や、日本料理、中華、
ハンバーガー屋、チベット料理屋。
カトマンズは食べたいものは何でもあります。


天然石屋さん
本場のヒマラヤ水晶が手に入ります。


ポカラ、チトワン動物公園、エベレスト登頂ツーリストショップ
「よそより安くしますよ!」といつも値段の交渉をしにきます。


民族衣装屋さん
蛍光色のネパール民族衣装。


パシュミナストール屋さん 
パシュミナはヒマラヤの高山にしか住めない真っ白いヤギみたいな動物の毛です。


密教グッズ、お面屋さん
日本では珍しい密教法具。金剛杵、摩尼車。
摩尼車の中には経文が入っています。


楽器屋さん
異国情緒たっぷりの楽器。どんな音色なのでしょうね?


曼荼羅屋さん
タンカと言って仏画や曼荼羅を描いた商品があります。


カトマンズは犬がたくさん
ワンコはネパールで大事にされているのですね。


ヒンズー教寺院の近く朝のモーニング珈琲とケーキ
毎朝これでスタート。


タメル地区の雑貨ショップを値切りながら買い物が実に楽しいですよ。ネパールはとにかく
Artistic!
Exciting!
Spiritual!
International !


本当は節約して貯めた数千円と中国元を、買い物に当てました。こんな貧しい国の方の商品を値切るなんて、自分は何て失礼な人間だ!!と思いながら、ついついDiscount してしまった。

路上で美しい布を売る店があり、値段を伺ったら一枚4000円だと言う。
さすがに無理だと申したら、
「貴方の希望に合わせます。」
って言うのですね。
現金は千円しか出せないですよ。日本に帰るから。

そしたら最終的に千円でいいから、
この布を買ってちょうだい、
お願いだから買ってちょうだいって、悲痛な目をするのですよね。

こんなにDiscountさせた私は、今となってみればいずれ間違いなく天罰が下ることだろう!!
本当にイヤな買い物をしてしまった...

ネパールで購入した密教グッズは許可を頂きましたので、ネットショップで販売させて頂きます。

ネパールに来て自分のエネルギーが、少し穏やかな性格に変わったのが分かった。ネパールの方は穏やかな人ばかりでしたから。
もしかしたら自力で困難だったことをヒマラヤの天使の方々が後押しして下さったのかもしれない。
だから歴史の中でこのヒマラヤは聖地として数多くの巡礼者が後を絶たないのだろう。
貧しい彼らほど巡礼の価値を知っていることだろう。

武器よさらば
それから、日本に帰って数日経って気づいたのですが、私は目に見えない武器が無くなっていました。どうやらヒマラヤに武器を捨ててきた様なのです。もしかしたら、だんだん戦争の無い世界にいくのかな。

大好きなネパール。
今度はヒマラヤのトレッキングで来ますから!


****** ネパールの政治 ******
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol48/index.html

2019年6月16日

チベット・ネパール旅行記 5日目~西寧 青蔵鉄道 拉薩 『永久凍土を超えて』~

『永久凍土を超えて』

今日はポタラ宮とジョカン(大成寺)を観光します。
ポタラ宮は、外見のイメージとは裏はらに、中はチベット密教美術の荘厳さに溢れています。
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中に入らないとその素晴らしさは分かりません。
残念ながら中は写真撮影が禁止なのですね。
ポタラ宮の周りをチベット僧やチベット族の方がマントラを唱えてマニ車を回しながら、巡礼されています。
ポタラ宮の中では柱の影にチベット僧がひっそりと座って、さながら即身成仏に向かう雰囲気です。
その独特の雰囲気はなかなか言葉でお伝えできません。
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ゲルク派総本山の大成寺(ジョカン)です。お坊さんの姿は迫力満点です。
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八街堂(パルコル)付近です。珍しいチベット密教の宝具が沢山らあります。制圧の多いチベットですがお土産屋さんは明るく賑わいます。
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この日の夕食はチベット料理のバイキング。不謹慎ながらチベット料理のヤクの肉はクセがなくついつい戴いてしまいました。

ここでヤク(チベット牛 英名YAK)について少々。
ヤクは牛に似た黒い毛の動物で、荷物の運搬、使役、繊維、皮、骨、角、乳、糞の燃料まで更に糞は皿洗いまで、全ての部分が無駄なく有効に使われるそうです。チベット人に欠かすことの出来ないヤクは3000m以上6000mの山岳高地にしか生息できない厳しい環境に耐える限られた動物で、中国西部カシミール、チベット高原で生息しています。
ヤクの値段は一頭五千元。乳は塩と一緒にお茶をとかしバター茶として飲みます。バター茶はチベット人の主要な飲み物で厳しい寒さを凌ぐための栄養分がたくさん含まれています。

拉薩のどこかに、ヤクを讃えた、黄金のヤク像があるらしく、それは見ることが出来ませんでした。
ヤクはチベット人といつも一緒でした。
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※他の写真はチベット・ネパール フリーダウンロードをご覧下さい。

それにしても拉薩に来てから突然頭痛と鼻血が出てびっくり!!
鼻血なんて子どもの頃に出たくらいですから。
実はこれは高山病らしくてルームメイトや他のツアーのメンバーも同じ症状なのですね。

私はあまりの頭痛で、夜中中のたうち回り、朝まで一睡も出来ませんでした。何かの呪いかと思ってビックリしましたが、とうとう私も高山病になったのです。

カトマンズに行ったら頭痛は止まりましたから、間違いなく高山病でしょう。
どうもここも私の住む所ではないらしい。。。

因みに海抜は以下の通りです。
・中国      西寧        2,275m
・チベット  拉薩        3,650m
・ネパール  カトマンズ  1,400m
・日本      東京        1m!!

チベットもまだ自由が少ないものの、感動的なところでした。
チベットの方々の人権と自由を御守り下さい。
チベットの文化や生活を御守り下さい。
少数民族の人権と自由を御守り下さい。

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チベット・ネパール旅行記 4日目~西寧 青蔵鉄道 拉薩 『永久凍土を超えて』~

『永久凍土を超えて』

青蔵鉄道とは、世界一高いところを走る鉄道で、青海省の西寧と西蔵自治区(チベット)自治区のラサを結ぶ鉄道のことで、全長は1956キロメートルもあります。

また青蔵鉄道は青蔵高原をほぼ南北に縦断し、海抜4000メートル以上の部分が960キロメートルもあり、また永久凍土部分も550キロメートルもあります。

車両内の酸素濃度は標高3,000m程度の約80%に保たれています。
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この青蔵鉄道は五つの世界一があるそうです。
鉄道マニアでしたら一度は乗ってみたくなるでしょうね。

青蔵鉄道五つの世界一

1.世界一標高の高いところを走る鉄道。最高地点タングラ峠は標高5,072m。
2.世界一標高の高い鉄道駅。タングラ(唐古ジ)駅の標高は5,068m。
3.世界一標高の高い凍土トンネル。風火山トンネル(隧道)の標高は4,905m。
4.世界一長い凍土トンネル。崑崙山トンネル(隧道)の全長は1,686m。
5.世界一長い凍土上に作られた鉄道橋。清水河特大橋の全長11.7km。

残念ながらこれらの殆どは夜中に通過するため写真撮影は難しいのです。
それでも崑崙山を過ぎるくらいに太陽が昇りますから、そしたら写真撮影に全力投球です。
夜は期待でワクワクしながら座席でやすみました。

ちなみに料金は発行手数料抜きだとこのくらい。
硬座席:217元
硬臥席(寝台車):511元
軟臥席(寝台車):808元

青蔵鉄道は、摩尼車を回してるチベット族、日本人、中国人、帽子を冠ったウイグル族、その他色々な民族の方々が乗られています

一般車両は夜は雑魚寝状態で、風景を見たり、食べ物を食い散らかして、それぞれ楽しく鉄道の旅を楽しんでいます。中国人はヒマワリの種や乾燥ナツメが好きらしく、私の席の周りでひたすら食べています。

ここは主に車窓の中で撮った写真だけ掲載します。
※他の写真はチベット・ネパール フリーダウンロードをご覧下さい。


・明け方
ものを言わぬ荒涼とした大地が広がっています。 
青蔵鉄道は時間を忘れて車窓の景色に吸い込まれていきます。崑崙山は過ぎてると思いますがちょっと場所は不明です。
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・永久凍土
赤土と雪のコンストラストが美しい。
人々の苦しみはここに静かに封印されたのか。
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・ニェンチェンタラ峰  ダムシュン駅
真っ白く汚れない山。ただただ静かで澄みきっています。この山の向こうに聖湖ナムツォがあります。ダムシュン駅でかなり人が降りましたがみな観光でしょう。
チベット(西蔵)はもうすぐ!
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最後の駅のヤンパチェンを過ぎて拉薩に向かいます。この辺りからすっかりチベットの風景です。建物には有名な五色のタルチョが飾られています。
辺り一面放牧されたヤクたちがのんびり草を食んでいます。


・拉薩駅
ここも軍服を着た男達が検問で怖い...
何かあると怒鳴りちらしていて、偉そうで不愉快でした。

駅をでると女性のガイドが迎えに着てくれて、私の首に白い布のスカーフをかぶせてくれました。

「Welcome To ラサ!  中国サヨナラね。」
「ここはチベット仏教の信仰が許された地です。」

拉薩駅はまるで籠城して中国共産党と闘っているような姿です。かわいそうで涙がでます。
毛○東の作った国は気持ち悪い程強く、あんな国に勝てる訳がないのに。。。
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私の宿泊した西蔵剛堅拉薩飯店のロビーです。
このホテルのロビーはド派手でビックリでしょう?
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