2018年9月15日

中国・チベットの歴史に学ぶ【3】

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未だに掲げられた天安門のこの画像を見る度におぞましい気持ちになります。 ↓↓↓↓
いったい中国人のモラルとはなんなのか全く理解に苦しみました。引き続き毛沢東時代の中国史になります。
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強制買付で飢える農村

中華人民共和国の発足以来、食糧の欠乏は突出した問題であった。国の行政力を用いて工業化を加速させる一方で、都市の食糧の需要は増えた。
そして毛沢東の指導のもと中央政府は計画経済のもとで全ての資源や食糧は政府の厳密な支配下に置いていた。
必要な食糧は全て国家が供給する。農民が食べる分量も国の了承がいり、一軒一軒が食糧帳簿をもち、食糧切符がなければマーケットで一口も得ることはできなかった。

国家機関によって厳格に支配された農民は弱者であり、「買い上げ任務を遂行せよ」という号令は巨大な力を発揮し政府は農民から無制限に搾取した。

農民の飢えを信じない党

「現在の食糧問題は主として心理状態であり、実際には決して食糧が足りないのではない。河南ではまだ公社の整頓が終わらず、整頓が終われば50億キロの食糧がでてくるていう。これ程豊作なのになぜ彼らは隠蔽するのか。これは心のあり方の問題だ。」

大飢饉の最中、これは当時の党中央上層部の思惑を述べた言葉である。毛沢東は食料の不足を信じていないし、農民が飢えていることも信じていない。
所有権さえ調整すれば食糧は来ると考えていた。

公共食堂が作られた所以だか、現在社会主義の労働力には大きな無駄があるとし、家事労働から解放され、働きにでる人口が三分の一増加すると考えた。
ひとたび食糧供給制がはじまり、公共食堂が中国各地に作られてから、家庭で食事を作る人口を、なるべく外で働く人口に振り分けたため、明らかに自然な状態は壊れ、家庭の温かみのある団らんの食事が消され、農村の生産量は破壊された。

党幹部は農村から食糧を買い上げる目標が達成されないと、農民が食糧を隠しているからだとして、役人を使ってあれこれ調べだした。
しかも食糧を隠しているだけで役人が暴力で殺してしまい、鍋や鎌を所有しごはんを炊くことも、盗み喰いも禁止された。

飢えた農民が夜中にこっそり野草を煮て飢えを満たすことを許さない、鍋や鎌は製鉄工場で融かされ家で煮炊きを許さない、民衆が飢えて歩けないのに杖をつくことを許さない、農民を牛馬よりひどく扱い人間性のかけらも無い時代だった。

こうして毛沢東の大躍進という大誤算は農民の災難を拡大したのだった。

<<出典>>
『毛沢東大躍進秘録』
楊継縄著(元新華社通信高級記者)

『常識ではあり得ない中国の裏側』
陳破空(在米民主化運動リーダー)