2020年12月11日

名著に学ぶ『ギャーナ・ヨーガ 』(6)


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こんにちは。ローズガーデン自然生活です。
今年もあっという間に師走が訪れ、街はクリスマスのイルミネーションが輝く時期になりました。
今年は世界中が一変した激動の一年でした。その激動の時代にあって、思うように前進できない私たちは、これまで以上に自分自身を見失いがちです。
しかしながら、わずかな時間でも覚醒の書を紐解きますと深い平和な世界に包まれます。来年も良書とともにありたいです!

引き続き、スワーミー・ヴィヴェーカナンダの名著『ギャーナヨーガ』(知識のヨーガ)』を学んでいきましょう。


『ギャーナヨーガ』

『あらゆるものの中の神』(本書P124-125より)


四つ葉... .われわはあらゆるものを、主ご自身でおおわなければなりません。にせの楽観主義によってではなく、悪に対し盲目になることによってではなく、ほんとうに一切のものの中に神を見ることによって、であります。このようにして、われわれはこの世界を見すてなければならないのです。そして世界が見捨てられたら何が残りますか。神です。

四つ葉... 一切のものの中に、神をごらんなさい。生の中に、そして死の中に、幸福の中に、そして不幸の中に、主はひとしく、やどっておられます。世界は、主でみたされているのです。目をひらいて、彼をごらんなさい。これが、ヴェーダーンタがおしえているところです。

四つ葉... われわれが実に長い間思ってきた世界、われわれが実に長い間しがみついてきた世界は、われわれが自分で創造したにせの世界なのです。それをおすてなさい。目をひらいて、そのような形では世界は決して存在していなかったのだ、ということをごらんなさい。それはゆめ、マーヤーだったのです。存在していたのは主ご自身だったのです。子供の中に、妻の中に、そして夫の中にいるのは彼です。よいものの中に、そしてわるいものの中にいるのは彼です。彼は罪の中に、そして罪びとの中におられます。彼は生の中に、そして死の中におられます。
実にすさまじい断言です! しかしそれが、ヴェーダーンタが実証し、教え、説法しようとしているテーマです。

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【本書の感想】

最近自分の周りの人の様相を見まておりすと、呆れかえるほど気狂い地味た人や、あまりに非常識な人がいて「こんな人は許せない」と憤慨したくなることがしばしばあります。(自分のことを棚に上げて人のことをいうのは良くないのですが。。)

しかしながら、先程の「彼は罪の中に、そして罪びとの中におられます。彼は生の中に、そして死の中におられます。」という一節に照らし合せて見ると意外な事に気付きます。

今の時代は狂ってくる程この世の中は苦しみだらけ、不幸だらけ、寂しさだらけだと言うことなのです。著者が言うように、この狂った世相の奥には無限なるものが存在し、何かを教え示しておられるということなのでしょう。脱皮できない蛇は死ぬ、ということなのでしょう。

けして悪に対して盲目になることも、妥協することもなく、苦しみの人生の答えを探していかなくてはなりません。

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真のヒーラーへの道、解脱への道を学んでみませんか。
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