2019年6月16日

チベット・ネパール旅行記 4日目~西寧 青蔵鉄道 拉薩 『永久凍土を超えて』~

『永久凍土を超えて』

青蔵鉄道とは、世界一高いところを走る鉄道で、青海省の西寧と西蔵自治区(チベット)自治区のラサを結ぶ鉄道のことで、全長は1956キロメートルもあります。

また青蔵鉄道は青蔵高原をほぼ南北に縦断し、海抜4000メートル以上の部分が960キロメートルもあり、また永久凍土部分も550キロメートルもあります。

車両内の酸素濃度は標高3,000m程度の約80%に保たれています。
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この青蔵鉄道は五つの世界一があるそうです。
鉄道マニアでしたら一度は乗ってみたくなるでしょうね。

青蔵鉄道五つの世界一

1.世界一標高の高いところを走る鉄道。最高地点タングラ峠は標高5,072m。
2.世界一標高の高い鉄道駅。タングラ(唐古ジ)駅の標高は5,068m。
3.世界一標高の高い凍土トンネル。風火山トンネル(隧道)の標高は4,905m。
4.世界一長い凍土トンネル。崑崙山トンネル(隧道)の全長は1,686m。
5.世界一長い凍土上に作られた鉄道橋。清水河特大橋の全長11.7km。

残念ながらこれらの殆どは夜中に通過するため写真撮影は難しいのです。
それでも崑崙山を過ぎるくらいに太陽が昇りますから、そしたら写真撮影に全力投球です。
夜は期待でワクワクしながら座席でやすみました。

ちなみに料金は発行手数料抜きだとこのくらい。
硬座席:217元
硬臥席(寝台車):511元
軟臥席(寝台車):808元

青蔵鉄道は、摩尼車を回してるチベット族、日本人、中国人、帽子を冠ったウイグル族、その他色々な民族の方々が乗られています

一般車両は夜は雑魚寝状態で、風景を見たり、食べ物を食い散らかして、それぞれ楽しく鉄道の旅を楽しんでいます。中国人はヒマワリの種や乾燥ナツメが好きらしく、私の席の周りでひたすら食べています。

ここは主に車窓の中で撮った写真だけ掲載します。
※他の写真はチベット・ネパール フリーダウンロードをご覧下さい。


・明け方
ものを言わぬ荒涼とした大地が広がっています。 
青蔵鉄道は時間を忘れて車窓の景色に吸い込まれていきます。崑崙山は過ぎてると思いますがちょっと場所は不明です。
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・永久凍土
赤土と雪のコンストラストが美しい。
人々の苦しみはここに静かに封印されたのか。
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・ニェンチェンタラ峰  ダムシュン駅
真っ白く汚れない山。ただただ静かで澄みきっています。この山の向こうに聖湖ナムツォがあります。ダムシュン駅でかなり人が降りましたがみな観光でしょう。
チベット(西蔵)はもうすぐ!
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最後の駅のヤンパチェンを過ぎて拉薩に向かいます。この辺りからすっかりチベットの風景です。建物には有名な五色のタルチョが飾られています。
辺り一面放牧されたヤクたちがのんびり草を食んでいます。


・拉薩駅
ここも軍服を着た男達が検問で怖い...
何かあると怒鳴りちらしていて、偉そうで不愉快でした。

駅をでると女性のガイドが迎えに着てくれて、私の首に白い布のスカーフをかぶせてくれました。

「Welcome To ラサ!  中国サヨナラね。」
「ここはチベット仏教の信仰が許された地です。」

拉薩駅はまるで籠城して中国共産党と闘っているような姿です。かわいそうで涙がでます。
毛○東の作った国は気持ち悪い程強く、あんな国に勝てる訳がないのに。。。
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私の宿泊した西蔵剛堅拉薩飯店のロビーです。
このホテルのロビーはド派手でビックリでしょう?
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