2013年2月24日

「医者が諦めたらクエン酸」という話も

前回はアルカリ性体質が病気になりにくいという話をしました。

アルカリ性体質になるには食生活を改善しなるべくアルカリ性に近づく食品である、 

野菜類―キャベツ、白菜、パセリ、もやし、カリフラワー、ブロッコリー、オクラ、ピーマン、 ほうれん草、三つ葉、コマツナ、大根の葉、春菊、モロヘイヤ、ネギ
キノコ類― マツタケ、シメジ
果物、果実類―レモン、モモ、イチジク、サクランボ、ぎんなん、ブドウ、栗、柿、梨、りんご、柚、すだち、みかん、オリーブ、バナナ、スイカ、いちご、メロン
その他―紅茶、煎茶、番茶、ほうじ茶、カレー粉
卵、乳製品― 卵白、牛乳
豆類 ―小豆、豆腐、豆乳、インゲン、大豆、
海藻類 ―ひじき、わかめ、昆布

をとることをお勧めします。

実は砂糖がたっぷり入った甘いケーキやステーキ、美味しいものの殆どは酸性なのです。そこで食生活の全てを一気に変えることが難しい方は「クエン酸」がお勧めです。

かくいう私も、クエン酸をお湯で溶かし、砂糖で飲みやすくしたものを朝晩飲んでいますが、素晴らしい効果があり、昨年より冷えが格段に治り(エアコンの暖房は昨年平均30度強風 → 今年は27度)、体温が上がって気にしていた白髪も増えなくなりました。
実際「医者が見離したらクエン酸を」という考えがあるようで、慢性疲労で息も絶え絶えの方や、ありとあらゆる民間療法を試みて駄目だった方、仕事のストレスで髪の毛がごっそり抜けるような症状の方が、クエン酸水溶液を飲んで改善したという話を聞いたことがあります。


クエン酸は脂肪や糖質、乳酸を分解してエネルギーに変換します。
またクエン酸は約2時間で完全燃焼しますので、一度に摂るよりも何度かに分けて摂る方が効果的です。
ちなみに、朝はエネルギー生成に、夜は疲労回復に優先的に働きます。


【植物のでんぷんで作られたクエン酸、その驚くべき効果は?】

●高血圧予防効果
塩分控え目のときにはクエン酸を加えることで塩味が増す効果があり、高血圧の予防に役立ちます。中性脂肪やコレステロールの数値を下げる効果ももっています。

●免疫力
人間にとって大切な自然治癒力や免疫力を回復します。風邪・ウィルス性疾患への効果・肝臓病にも効果がありますし白血球の働きを活性化します。

●アルカリ性物質の中和(ph値調整)
実はクエン酸塩が分解すると血液はアルカリ性 となります。また体の恒常性を保つために尿がアルカリ性となり、その結果尿酸の排泄が増加して原因物質の血中の尿酸値が低下します。


●尿路結石を予防、腎機能改善効果
クエン酸は尿をアルカリ化させ、尿中のカルシウムと結合し、尿路結石の形成を予防します。クエン酸や乳酸など体液成分のアニオン性電解質が増大すると利尿作用が改善されるので治療薬にも用いられています。


●運動時の疲労感を軽減
運動をしている場合、つまりクエン酸回路(TCA回路・クレブス回路)が十分に働いてエネルギー生産をしているときに、過剰分のクエン酸が脂肪酸の生合成を助ける働きをします。クエン酸回路は後日説明します。

●胃腸や粘膜、肌荒れに◎
胃腸の調子が悪いなと感じたときは、粘膜が傷ついていたり 荒れていたりしますがクエン酸がそれを修復してくれます。 驚くべきは、クエン酸と水で作った水溶液ですが、お風呂などで顔を洗うと驚くべきピーリング効果があります。洗顔後肌がツルツルツルツルです!!

●疲労回復
疲労物質や老廃物などが、完全燃焼によりエネルギー・炭酸ガス・水に分解され体外に排泄されるため疲労回復に効果があります。


●血液の浄化
血液をキレイにし血管を丈夫にする腎臓の機能を改善します。諸臓器への正常な酸素の供給、血圧の正常化、排泄排便障害の緩和・体内老廃物の排泄されます。


●尿酸値を減少
クエン酸には尿をアルカリ化(ph値を上げる)する作用がある為、尿中に尿酸が多く溶けるようになります。これが尿酸値の低下へとつながります。
 → 痛風の薬クエン酸塩(ウラリット)

●ミネラル吸収率をUP、酸化防止
クエン酸には、ミネラル分を包み込んで吸収させるキレート作用があります。
鉱物ミネラルは吸収が悪い、という特徴がありますが、このキレート作用によりカルシウム・マグネシウムの吸収が促進されます。
→ 貧血や男性機能の改善、骨粗鬆症の予防

●ビタミンB6の吸収促進
クエン酸は、ビタミンB6の吸収を促進させる。

●アレルギー性疾患
花粉症/喘息/アレルギー性皮膚炎を緩和します。


◎疲労回復・・・3~5g/日
◎酸性体質の改善・・・2~3g/日
◎冷え性の改善・・・2~3g/日。
◎結石予防・・・2~3g/日
◎生理不順の改善・・・2~3g/日
◎ミネラルの吸収をよくする・・・カルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラル系サプリメントをとるとき、水にとかしていっしょに飲む(キレート作用)

ただし多くの場合、クエン酸は体内に入ってからは、2時間後に効果が最大、5時間ほどで消えてしまうので、効果を期待するなら、こまめに補給することが必要です。実際クエン酸は植物のでんぷんで作られ副作用が殆どない(虫歯には注意)ので、一日6回に分けて飲用するような治療も行われています。

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