2019年1月 2日

名著に学ぶ『カルマ・ヨーガ』(1)


謹賀新年
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年はスワーミー・ヴィヴェーカナンダの名著から、『カルマ・ヨーガ』(働きのヨーガ)の内容を少しご紹介します。
ヨーガの経典の中でメインの書は何と言っても、『ラージャ・ヨーガ』ですが、この本を理解するためにも是非トライしてみましょう。

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🍀『カルマ・ヨーガ』(働きのヨーガ)64頁
「この世の不幸は、物質上の助けでは癒されません。人の性質が変わるまでは、物資的は絶えず生まれて来、不幸は常に感じられるでしょう。この問題の唯一の解決は、人類を清らかにすることです。」
...
「霊的に強く、教養ある人であらしめよ。そのときに初めて、この世に不幸は無くなるでしょう。それまでは、だめです。国中の家の全てを慈善院に変えるとしましょう。国中を病院で埋めるとしましょう。それでも人の性質が変わるまでは、人類の不幸はあり続けるでしょう。


🍀『カルマ・ヨーガ』(働きのヨーガ)83頁
(インドでは客は神聖な存在だそうです。餓えた客に施しをなし、飢え死にした四人家族が、黄金色の金粉になった話があります。)

「これで皆さん、カルマ・ヨーガの意味がお分かりになったでしょう。たとえ死に瀕しても、とやかく言わず誰でも助けるのです。百万遍騙されても、決して問いただすな、また自分が何をしているか考えるな。決して貧しい人への施しを自慢したり、彼らからの感謝を期待するな。」
...
「ほんとうの働きの生活は、同じ程度にほんとうの放棄の生活に比べて、もっと難しいとは言わないまでも、同程度には難しいのです。」



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カルマの話は、どうやら人の悪業は何か、あなたの悪業を直せ、ということより、善行により自らを清める話しになるようでした。
引き続き何回かに分けてご紹介していきます。

さて国内の原発の情勢です。
昨年末国立研究開発法人・日本原子力研究開発機構は所有する89施設の9割に当たる79施設を今後70年間で廃炉・廃止するとしました。
その費用は約1兆9000億円に上るそうです。
いよいよ新しい時代にむけて日本でも原子力がエコ・エネルギーに置き換わっていく過程なのでしょう。


🍀日浦祐次師匠のブログ🍀
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